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グッバイ・クルエール・ワールド~新たなる旅立ち~

ときに熱くなったり、冷たくなったりするブログ

カルチャークラブ復活!記念~ほんとはこんな歌詞だったのね~

 

まじっすか!?と思わず唸ってしまったニュース↓

カルチャー・クラブが新曲「Like I Used To」を一部公開

俺にとってカルチャークラブといえば、80年代洋楽を代表するポップ・アイコン。…だけど今に至るまで彼らのアルバム持ってないし、というかまともに聴いたことすらない。

なんでかな?と今更ながら考えてみたんだけど、まずは彼らの曲自体がラジオやテレビ等あちこちで流れていたのでわざわざアルバム買ってまで聴く必要を感じなかったことが一つ。あとアルバムのジャケットがこれだったから↓

Colour By Numbers
Culture Club
Virgin Records Us
2003-10-07


 
”うわ!ダサっ!”と拒否反応が(苦笑)。

そんなカルチュークラブに対して食わずきらいのまま今日まで来てしまった訳だけど『そういや一体どんな歌詞だったんだろ?』という疑問が沸いてきて。
ならばと彼らのヒット曲の一つ”カーマは気まぐれ(Karma Chameleon )”をおさらいしてみようと思った次第。



日本人にとってはヴォーカル、ボーイ・ジョージの見た目から連想される単語と相まってサビのフレーズがやけに印象的すぎる曲。邦題の”カーマは気まぐれ”から察するに『”カーマ”という名前の女の子の気まぐれに翻弄される男の子のお話』とばっかり思ってたけど、どうも違ってたようで。

 

君の目にはいつも変わらずに愛情があるんだろうか
君の嘘を聞けばたぶんこんな感じだろう
僕は信念のない男なんだ
僕には分からないんだ、
何と言って反論すればいいのか


君はくるくると変わる、くるくると変わるカルマ・カメレオン
君はくるくると変わる、くるくると変わる
愛はもっと簡単だろう、君の色が僕の夢のようだったら
赤と金と緑色、赤と金と緑色だったら 君は毎日のように意地の悪いことを言うわけじゃなかった


それに前は君はとても優しかった、君は言ってたろう、
僕の愛から離れられないと
一緒にいれば、僕らの愛は強い
行ってしまえば、君は永遠に戻ってこない


君には意志がないんだね、君には意志がないんだ カルマ・カメレオン
君はくるくると変わる、くるくると変わる
愛するのはもっと簡単だろう、君の色が僕の夢のようだったら
赤と金と緑、赤と金と緑だったら まるで毎日がサバイバルだ


君は僕の恋人だろう、敵じゃなくて
まるで毎日がサバイバルだ
君は僕の恋人だろう、敵じゃなくて 
僕は信念のない男なんだ
僕には分からないんだ、
何と言って反論すればいいのか


君はくるくると変わる、くるくると変わる カルマ・カメレオン
君はくるくると変わる、くるくると変わる
愛はもっと簡単だろう、君の色が僕の夢のようだったら
赤と金と緑、赤と金と緑だったら

 

 

なんか結構ヘビーな局面の恋人同志の唄って感じ。特に『まるで毎日がサバイバルだ 君は僕の恋人だろう?敵じゃなくて』つうヴァースは悲痛な叫びにも聞こえる。

あと”カーマ カメレオン”という言葉はどうも造語みたいで、”カーマ”は仏教用語の”カルマ”、つまり因果応報、宿命といった意味で使ってるみたい。だから
”カメレオンのように ころころと移り変わる宿命”といった感じかな。

で、今回カルチャークラブのことを調べていたら”Takaki Fujishima”という方のブログ”Queer Music Review”にいろいろ興味深いことが書かれてたので若干引用させていただきます。

…まあ確かに、彼がメーキャップを始めたのは、クラブで目立つため、という理由からではあった。しかし、カルチャー・クラブを結成してからの彼の女装は、目立つためというよりも、恋人を自分のもとに繋ぎ止めておくためのものだった。
恋人だった男の名前は、ジョン・モス。カルチャー・クラブのドラマーである。そして、ジョン・モスはストレートだった(と自分では言っているんだけど、たぶん彼はクロゼットのゲイなんじゃないかな、本当は)。
(Queer Music Reviewより参照)


マジか…その事実は知らなかった。そしてどうもこの”カーマは気まぐれ”を含めてカルチャークラブ、つうかボーイ・ジョージの書く歌詞って当時のバンドメンバーであり恋人でもあったジョン・モスに向けられたものだった、とのこと。

それを踏まえて”カーマは気まぐれ”が収録されたアルバム”Colour By Numbers”の他の曲を聴くと、どれも軽快な響きとは裏腹の当時のボーイ・ジョージの辛い心境が反映されたものが実に多いんだわ。

性能の良い銃を手に入れたんだろうね
それを使って どうやって遊ぶのか楽しみを覚えたら
そうしたら君は 
それを僕の方に向けるのさ
他のどんな男たちよりも
僕が上を行ってるからさ

僕を失ったら 君は残念がることになるよ
ずっと悔やむことになるさ
僕を失ったら 君は残念なことになるよ
今さら君に嘘をついても仕方ないよ
(ミス・ミー・ブラインドより) 

これもなんとも辛辣な歌詞じゃないですか。てかこんな歌詞を目の前で唄われていたジョン・モス、居たたまれなかっただろうな…

カルチャークラブはその後、解散、再結成を繰り返しつつ今回の新アルバム制作に至ったわけですが(詳しいことはこちら↓)
ボーイ・ジョージの華麗な復活劇

件のボーイとモスとの関係などを知ったうえだと、なんだかえらく感慨深いなぁと思ってね。だって今回の新アルバム、二人を含めたオリジナルメンバーで製作してるし。多分外野には窺い知れない彼らの事情や繋がりの強さがあるんだろうな、きっと。

※”Takaki Fujishima”さんの”Queer Music Review”にはとんちピクルスさんについての秀逸な文章も掲載されています。俺、それ読んで唸りました。