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グッバイ・クルエール・ワールド~新たなる旅立ち~

ときに熱くなったり、冷たくなったりするブログ

空き地が増えていくこの街で

日々の徒然

日本のどこの地方都市でもそうだと思うが現在開発が進んで人口が増えてる地域と、2.30年前にそうした開発が行われ、今は住んでる人たちの高齢化が進み街全体が老化してる地域がある。

 

俺が住んでる地域はまさにこうした街全体が年老いてる、といった感じだ。親世代が建てた家を改築したりして、その子供世代がそのまま住めばいいのだろうが、実際はそうした世代の人たちは郊外の小奇麗な分譲住宅に移り住んだり、更には仕事場への利便性や生活にかかわる快適さ、はたまた大都市圏の持つ活気を求めて他県に行ってしまうというパターンも多いのだろう。

 

実際仕事柄、老齢のご夫婦またはお一人で暮らしてる家に顔を出すことがよくあるんだが、その際に『子供たち家族は県外に住んでて、もう私が死んだら誰もこの家には住まないのよ~』なんて話を聞くことが実に多い。

 

地方消滅 - 東京一極集中が招く人口急減 (中公新書)

地方消滅 - 東京一極集中が招く人口急減 (中公新書)

 

 

福岡からこの街に戻ってもうすぐ20年になる。戻った当初から比べると、家の近所にも随分空き家・空き地が増えたな、と思う。

 

更地になった空き地を眺めてると、かつてそこにあった人の生活の匂い・記憶がまだかすかに残ってるような気がして、そうしたものが跡形もなく消え去ってる寂しげな情景に、なんとはなく心を惹かれるのだった。

 

https://www.instagram.com/p/BDwnGaGk_54/

今日の空き地 1#空き地#Vacant lot

https://www.instagram.com/p/BDwnVY3k_6c/

今日の空き地 2#空き地 #Vacant lot

https://www.instagram.com/p/BDwncEQk_6o/

今日の空き地 3#空き地 #Vacant lot

https://www.instagram.com/p/BDw9dDUE_w4/

今日の空き地 5#空き地 #vacantlot

 

そういや、一人っ子で人と積極的に関わることが今も昔も苦手で、中学の頃は友だちが校庭でキャッキャと野球をしてる姿を2階の図書室でボンヤリ眺めてたっけ…”人のいる・いた気配”を外野から眺めるのが俺にとってデフォルト?基本的な立ち位置、なのかもしれん。

 

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しかし数年前、鳴り物入りで出来た駅前のビルの一階、一番目立つ場所のテナントにいつまで経っても店舗が入らず、ピッカピカのガラス張りの器だけが大袈裟に鎮座している風景はどこか滑稽で、いわゆる”地方都市の衰退”が如実に証明されているようで、住んでる身としてはなんとも寂しくなってしまう。

 

気落ちするようなことばかり書いたけども、どうも性格的にこうした侘しい事柄に目が行きがち、だから仕方がない。この街に住んでる限りは”侘しいもの”、”朽ち果てたもの”好きの琴線に触れる風景には事欠かないんだろうな、良くも悪くも。

 

 

ここは退屈迎えに来て (幻冬舎文庫)

ここは退屈迎えに来て (幻冬舎文庫)

 

 (↑”都会から出戻った者”と”地方都市に留まった者”のそれぞれの淡く哀しい物語が面白かった)